
大阪市交通局
東成営業所の17-1016号車、いすゞエルガPJ‐LV234L1、定員73人、191kW(260PS)エンジンにアリソン製トルコンATを組
み合わせる。行先表示は方向幕が健在、中扉後方にサイドウインカーを増設する。
なお大阪市営バスの車両番号は、車種(1=いすゞ)と年式(7=2007年購入車)を示す2桁の数字と、登録番号を示す4桁数字を組み合わせており、この車の登録番号は「なにわ200か10-16」である
車内。一般席と横向き優先席ではシート生地の色合いが若干異なる。吊り輪は茶色の三角形
大阪市営バスの最新車は2006度に採用された92台で、内訳は[大型]日野PJ-KV234L1:22台.いす∫PJ-Lv234Ll:34台、三菱ふそうKL-MP37JK改CNG:10台、日野ACG-HU8JLFPハイブリッド:5台、[中型]日産ディーゼルPB-RM360GAN:21台。全車ノンステップバスである。一般の大型車はすべてジェイ・バス宇都宮事業所製の車両なので.市営バスでは同じスタイルの車両が一挙に増えた印象を受ける。これら92台は2007乍2月から3月にかけて登録され稼動している。
大阪市交通局は従来は車庫ごとに車種を統一し、同時にボデーメーカーも指定していたが、2001年度に競争入札で購入車両を
決定するようになって以降はポデーメーカーを指定せず、車種が決まれば車種メーカーの標準ボデーで架装するようになっている。
[内外装]近年採用する軍両はNS標準仕様だが、もともと前乗り中降りの乗降方式が多い関東地方の乗合車がベースになっている
同標準仕様は、基本的に後乗り前降りを採用してきた大阪市の仕様とは数々の点で違いがあり、導入には戸惑いも多かったようだ。
しかし標準化が目指す方向性には肯定的で、市営バスとしては大きな仕様変更を重ねながらNS標準仕様への対応を続けてきた。
運転席から見たミラー部。優先席などを映す補助ミラーを備える。天井のドア開閉灯は標準よリも手前に設置されている。
ダッシュボード周り。トルコンATのシフトスイッチばボタン式。その前方は音声合成放送装置の、左端は乗り継ぎ券発行機の操作盤
左後輪の安全カバーは大阪市営独特の仕様
近年のNS標準仕様では車内シート色も規定された。従来の市営バスは外装色に合わせて一般車は緑色、低公害車は青色、これに優先席はどちらもオレンジ色のシート地を採用してきた。優先席の差別化は利用者にも定着してきたが、今回は低公害車用の青色に統一した上で、優先席には新色を用意した。なお従来のシート地のストックもあるため、補修用は当面、従来品で行われる。
一方、NS標準仕様に追加した特別仕様には、2004年度の新車から、手動引き出し式スロープ板に加えて携帯用の折り畳み式スロープ板の装備がある。これは停留所周辺の状況や天候などに応じて、利用者の利便性を考慮して乗務員が選べるようにしている。
また左側後輪に巻き込み防止用安全カバーを装備するのも、市営バスの伝統的な仕様である。
乗客には市内灯が1灯多い分、夜間でも明るい車内になっていることや側窓のローラーカーテン装備などが目立つ。細かな点では、近年の乗務員の体位向上に対応して運転席の取付位置が標準よりやや後ろにあり、シートスライド量を拡大するとともに、乗客応対が容易な2点式シートベルトを採用することも特徴である。
車椅子用スロープ板は引き出し式と携帯式(中扉前に立てて格納)を両方装備する。
1 / 2 / 3 /4 / 5
次のページへ >>