
大試乗イベント開催
このように、操作性についても燃費についても、アリソンA/Tは非常に高い性能を持っていることがわかる。しかし、それが運輸事業者やドライバーなどト.ラック・バスユー
ザーに充分に認識されているとは言い難い。そこで企画されたのが、晴海埠頭の一角を貸し切っての今回の試乗会だ。アリソンA/Tとの比較のためのM/T車などを含め、トラック11台、バス2台、合計13台の中大型車が集まった。
最初に、同じ4t車でのA/TとM/Tとの加速性能比較のデモンストレーションが行われた。M/T車を運転するのはプロのドライバー。それに対し、A/T車に乗るのはトラ
ックに乗り慣れていない、というより普段からあまり車を運転しない入だった。ところが、同時に発車して思い切りアクセルを踏むと……A/T車が一直線に加速でき
るのに対し、M/T車は変速の時間が必要なので、その分速度が上がらなくなる。結局、プロの運転するM/T車よりも、素人が運転するA/T車の方が速いという結果になった。
次に、A/Tのでは塵芥車のように小刻みに走行し、
収集作業を行う場合は非常に操作が煩わし
い。その点A/T車なら、PTOのメインスイ
ッチを入れておけば、車が停止しNレンジに
入ると白動的にPTOがONになる。そしてアクセルを踏み込むと、自動的にPTOがOFF
になり発車できる。作業効率の大幅な向上を見込むことができる。
試乗車に用意されたバスは、1台は大型車、
もう1台は長尺の中型ノンステップ車。バスは人を乗せて走る車だけに、変速時のショッ
クをいかに少なくするかが課題。M/Tはど
うしても息をつくように加速しなければなら
ないが、トルコンA/Tなら余計な振動なく
加速できるのがポイント。実際乗車した人か
らは、従来のバスとはまったく異なる滑らか
な加速に驚きの声が上がっていた。
さらに、アリソンA/Tを搭載したトラッ
ク・バスの運転操作感を体感できるように
と、多数の車両を揃えての試乗機会が用意さ
れた。次ページより、その模様をレポートしよう。
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